SALES FUNNEL ・ ACTUAL AS OF JULY 20

7月ファネル分析:20日までの実績

着席・提案・成約は実施済み商談からしか出ない=すでに20日までの実績。補正すべきは分母だけ ―― 商談予約数を790(未来含む)→ 638(20日まで)に置き換え、各段階の転換数・転換率を正しく測る。

基準日:2026/7/21(実績は〜7/20) 20日まで予約:638件 月全体予約:790件(未来152件) 成約=決済完了ベース
商談予約数(〜7/20)
638
月全体790のうち20日まで分
実施数(着席)
210
着席率 32.9%(対予約)
決済完了成約数
34
対予約 5.3% / 対提案 17.1%
売上(〜7/20)
¥21.8M
単価 ¥641,292
01
HOW TO READ

数字の読み方(2つのポイント)

この2点を押さえないと転換率が実力より低く見える。ここを分離するのがこの分析の目的。

ポイント① 補正するのは分母だけ

着席・提案・成約は「実施済み商談」からしか発生しない。今日は7/21なので、これらはすでに20日までの実績。直す必要があるのは商談予約数の分母のみ。

790 → 638

差の152件は未来(7/21〜31)の未実施予約=月末への伸びしろ

ポイント② 成約に2つの定義

決済完了成約=34件(売上¥21.8M・単価¥641,292と紐づく)と、提案帰属成約≒28件(元表の対提案14.1%/対実施13.3%はこの28で計算)が併存。

本レポートは決済ベース34を主に、率は両定義を併記する。

02
FUNNEL

20日までの実績ファネル

6段階のファネル。確定実績は①④⑤⑥(638/210/199/34)。②③のみ、元データが月間累計(未来日程含む)のため20日まで分を通過率で按分した推定値。

① 商談予約数 638 ② スクリーニング商談 598 ※推定 ③ 有効商談 393 ※推定 ④ 実施(着席) 210 ⑤ 提案 199 ⑥ 決済完了成約 34 通過率 93.7% 非キャンセル 65.8% 対有効 53.4% 提案率 94.8% 対提案 17.1% 着席率 32.9% 対予約成約率 5.3%
ファネル段階実績(〜7/20)前段からの転換率対予約 転換率
① 商談予約数638100%
② スクリーニング商談数 推定59893.7%93.7%
③ 有効商談数 推定39365.8%61.6%
④ 実施数(着席)21053.4%32.9%
⑤ 提案数19994.8%31.2%
⑥ 決済完了成約数3417.1%5.3%
売上 / 単価¥21.8M平均単価 ¥641,292
②③は「20日まで分」を月間通過率で按分した推定(確定実績は①④⑤⑥)。日次でスクリーニング・有効商談を切り出せれば確定値化できる。⑥対提案17.1%は決済ベース34件。元表方式(提案帰属28件)なら対提案14.1%・対実施13.3%。
03
CONVERSION

転換率サマリーとボトルネック

最大の漏れは予約→着席。約7割が未着席で、ここが月末の最大レバー。

着席率(予約→着席)
32.9%
210 / 638 約7割が未着席=最大のボトルネック
提案率(着席→提案)
94.8%
199 / 210 着席できればほぼ提案に到達
対提案成約率(提案→成約)
17.1%
34 / 199(決済ベース)/元表方式なら14.1%

対予約 成約率

5.3%

34 / 638 予約1件が成約になる確率

対実施 成約率

16.2%

34 / 210 着席後の決定力

平均顧客単価

¥641,292

売上¥21.8M ÷ 成約34件

04
BY CHANNEL

経路別の実績(実施→成約)

着席・提案・成約・売上は実施済み=20日までの実績。経路別の実行力を比較(成約は決済完了ベース)。※経路別の「20日まで予約数」は未提供のため、着席以降の実行指標で比較。

経路実施(着席)提案成約売上対実施成約率単価
直個別70658¥5.04M11.4%¥629,528
エバー49449¥5.29M18.4%¥588,109
ローンチ23256¥3.37M26.1%¥560,867
セミナー44438¥5.90M18.2%¥737,734
アウトバウンド24223¥2.21M12.5%¥735,885
合計21019934¥21.8M16.2%¥641,292

経路別 売上構成(実施済み実績)

セミナー 5.90 エバー 5.29 直個別 5.04 ローンチ 3.37 アウトバウンド 2.21 単位:百万円
単価はセミナー・アウトバウンドが高い(¥73万台)。決定力(対実施成約率)はローンチ26.1%・エバー18.4%が高く、直個別は着席数最多だが11.4%と低め=着席後の質に改善余地。
05
UPSIDE

月末への伸びしろ

790−638=152件が未来(7/21〜31)の未実施予約。ここに着席率・成約率を当てると月末の上積みが見える。

未実施予約(7/21〜31)

152

実施済み638の外側にある残り玉

着席見込み

≈50

着席率32.9%を適用

成約見込み

≈8

対予約5.3%を適用 / 売上+¥5.1M(単価¥641,292)

単純適用による見込み。着席率をここから引き上げられれば上積みはさらに拡大する。月末着地イメージ:成約 34+8=約42件/売上 ¥21.8M+¥5.1M=約¥27M(決済ベース、追客次第で変動)。
06
DISCUSSION

論点の再構築(戦略ディスカッション)

4人(本質思考・論理構造・見落とし検出・Codex別モデル)で当初の論点を解体。「各段の漏れを塞ぐ戦術」は、より上流の3つの問いに組み替わった。

当初:各段の漏れを塞ぐ ・キャンセル率35%を下げる ・当日フライアウェイ47%を下げる ・実施→提案5%減の定義 ・追客で成約17%→20%へ 「競合事例が少ない」で 手詰まり感 解体 ① 目的を決める 成約数 / 粗利 / 回収済みLTV ―― どれを最大化するか ② 計測を成約後まで伸ばす 定義統一+リードスコア別に、着席〜返金/解約/完遂まで追う ③ 予約の質を選別する 前段ロスと後段失注は同根。リードソース/経路構成で対処
当初論点の着地:キャンセル/フライアウェイ→「予約の質」問題(③)に吸収/追客分類→計測(②)と目的(①)が先/提案5%減→定義確定(②)の一部。最大の収穫は「打ち手は競合でなく自社の目的・計測・リード構成にある」と判明したこと。
07
KEY FINDINGS

4人+Codexの主要指摘

色分け:青=論理構造(定義・整合)、黄=本質思考(前提の問い直し)、緑=見落とし検出(未活用の機会)、赤=Codex別モデル(過剰主張の戒め)。

論理構造:分母を統一せよ

キャンセル34%=対予約638/フライアウェイ47%=対有効393で分母が違う。しかもフライアウェイ47%は着席率53%の裏返しで実質同一指標。母数を予約に統一すれば「予約→着席で67%消失」が本丸。各段の定義が未確定(638×65.8%≠393)。

本質思考:着席数でなく売上を最大化せよ

フライアウェイ層には元々買わない層が相当含まれ、着席させても単価が薄まりオペ負荷だけ増える。「前月横ばい=悪」は前提誤り。損失側でなく残った成約34件の勝ちパターンを逆算すべき。

見落とし①:決済能力なし18.5%の矛盾

失注理由トップは「決済能力なし」なのに成約率は低年収層が最上位。所得でなく分割・支払手段の提示の問題の可能性。

見落とし②③:失注ラベルのバイアス/予約の質

失注理由は担当者の自己申告でバイアス汚染(弱い担当が提案力不足を顧客要因に付け替える)。前段ロスと後段失注(独学+ニーズ無=26%)は同一の予約の質問題の連続体。

見落とし④⑤:座席あたり期待値/入口の構成比

成約率×単価=ローンチ14.6万/席・直個別6.9万/席。枠が有限ならリードスコア順に配分。中段1%改善より入口のリード構成比を動かす方が効く。

Codex(別モデル):射程を成約後まで/断定するな

決済オプションは貸し倒れ・解約・単価毀損リスクで小規模テスト止まり。全員がファネル内で議論を閉じていた―― LTV・返金・完遂率まで見よ。n=34・1ヶ月・推定混在で断定不可(10代67%は分母過小)。

08
PROPOSAL BRANCH

ERABERU と それ以外(提案からの分岐)

商材が決まるのは提案段階。提案206件を ERABERU と それ以外 に分岐し、成約・売上・単価を比較(商談ベース:成約29・売上¥18.98M)。

提案 206件
ERABERU
VIP/レギュラー/ライト
提案数
94
提案全体の46%
成約数(対提案成約率)
12
12.8%
売上/平均単価
¥10.25M
単価 ¥853,825
ERABERU以外
AIコンサル+PSP/アイプロ 他
提案数
112
提案全体の54%
成約数(対提案成約率)
17
15.2%
売上/平均単価
¥8.74M
単価 ¥513,850
ERABERU内訳提案成約成約率売上
ERABERU VIP741114.9%¥9,415,454
ERABERU レギュラー1317.7%¥830,440
ERABERU ライト700.0%¥0
ERABERU 計941212.8%¥10.25M

単価はERABERUが1.66倍

¥854k

それ以外¥514kに対し高単価。1件のインパクトが大きい

売上の主力はERABERU

54%

全売上¥18.98MのうえERABERUが¥10.25M。VIP単独で¥9.4M

成約率はやや低い

12.8%

それ以外15.2%より低い=「決めにくいが大きい」商材

レバー:ERABERUは「成約率は低いが単価が突出」。VIP提案74件×単価¥85万のため、ERABERU成約率を数pt上げるのが最も売上インパクトが大きい。※提案206は「提案プロダクト別」集計で、経路別ダッシュボードの提案199とは定義が僅かに異なる(相対比較には影響なし)。
09
DEBIAS

失注理由の実施者バイアスを防ぐ

失注理由はクローザーの自己申告=構造的にバイアスがかかる。弱い担当ほど提案力不足を「決済能力なし・独学志向」など顧客要因に付け替える動機がある。これを検出・防止する。

検出ロジック(担当者別の偏りを統計で炙り出す)

1担当者 × 失注理由 のクロス集計を作る
2各担当者の「顧客要因失注率」を出す
3全体平均をベースラインに乖離を測る
4成約率の低さと重ねて疑いを特定
顧客要因 = 決済能力なし + 独学選択 + 副業ニーズ無し(=合計 約44.5%)
バイアス指数 = 担当者の顧客要因失注率 ÷ 全体の顧客要因失注率
z値 = (担当者の率 − 全体の率) ÷ √( 全体の率 ×(1−全体の率) ÷ 担当者の失注件数 )
判定 → バイアス指数 > 1.3 かつ 本人の対提案成約率 < 全体平均 かつ |z| > 2 = 付け替え疑い

要は「顧客のせいにする率が突出して高い × 自分の成約率は低い」担当を数字で特定する。リード品質差を消すため、比較は同一経路・同一属性内で行うのが理想。

恒久的にバイアスを断つ5つの打ち手(効果×実装しやすさ順)

今すぐ

B. 担当者別の分布を検定

上の検出ロジックを既存データで回す。バイアスは「個人の分布の偏り」として必ず表に出る。追加データ不要で着手できる。

実装可

A. 録画のAI自動分類で第2の目

Zoom商談録画をAIで分析し失注理由を客観抽出。自己申告と突き合わせ、乖離の大きい担当を特定。人の申告に依存しない基準を作る。

仕組み化

C. ラベルに事実の証跡を必須化

「決済能力なし」なら提示した支払方法(一括/分割/ローン)と顧客の発言引用を必須項目に。事実の裏付けがないラベルは無効とする。

サンプリング

D. 顧客側への第三者ヒアリング

実施者でない人(IS/CS)が失注客に後日「なぜ見送ったか」を聞く。記録と客の回答の乖離=バイアスの動かぬ証拠。

中期・根本

E. インセンティブ設計を直す(根本原因)

「顧客要因にすれば自分の評価が下がらない」構造が付け替えを生む。失注理由を個人評価に直結させず、むしろ正直で精度の高い失注記録自体を評価する。動機を消すのが本丸。

必要データ:失注理由 × 担当者 のクロス集計(現状のレポートには未収録)。これさえ出せば、検出ロジックBは即実行できる。優先はB→A・C並行→D・Eは中期。
10
BY ATTRIBUTE

属性別の成約パフォーマンス

年代・性別・年収別に対提案成約率(成約/提案=両方実績で信頼できる指標)を計測。予約は未来含む・全属性を回答していない人がいる(年代/年収586件・性別751件分)。n小のセグメントは参考値。

年代別 対提案成約率(母数が十分なセグメント)

40代 17.0% 30代 12.1% 50代 10.5% 20代 8.8% 60代以上 0.0%(n=47・成約0) ※10代は66.7%だがn=4のため除外
年代予約提案成約対提案成約率平均単価売上
40代13547817.0%¥602,247¥4.82M
30代13958712.1%¥646,634¥4.53M
50代15738410.5%¥723,900¥2.90M
20代1043438.8%¥703,818¥2.11M
60代以上471700.0%¥0
10代 n小43266.7%¥516,192¥1.03M

性別別

性別予約提案成約成約率単価
女性22953917.0%¥687k
男性5121441711.8%¥611k
女性は男性の1.4倍決まる+単価も高い。数は少ないが質が高い。

年収別

年収予約成約成約率売上
0〜100万94516.7%¥2.88M
300〜500万1921014.7%¥7.11M
800〜1000万46211.8%¥1.35M
100〜300万132410.5%¥1.90M
500〜800万10737.3%¥2.15M
1000万〜1500.0%¥0

最強は40代

17.0%

成約8件・売上¥4.8M(全属性で最大)。母数も十分=最も堅い狙い所

女性が決まりやすい

17.0%

男性11.8%の1.4倍+単価も高い(¥687k)

年収の逆説

低年収ほど成約

0〜500万が高成約、500万以上は低い。「決済能力なし失注」は所得でなく決済設計の問題という物証

刺さらない層:60代以上(n=47で成約0)・1000万〜(n=15で成約0)はリード配分/提案優先度を下げる候補。10代66.7%はn=4のため判断材料にしない。属性データは全回答者分ではない点に注意(カバレッジ:年代/年収586件・性別751件)。
7月ファネル分析|20日までの実績+戦略ディスカッション+ERABERU分岐・失注バイアス・属性別 出典:Sales Dashboard(経路別・提案プロダクト別・属性別データ・2026.07.21)
確定実績=商談予約638・実施210・提案199・決済完了成約34・売上¥21,803,930。②スクリーニング・③有効商談は月間累計を通過率で按分した推定値。成約率は決済完了ベース(34件)で算出、元表の提案帰属方式(28件)とは定義が異なる。未実施152件の見込みは実績転換率の単純適用。